お試し

PowerAutomateでDeepLを使ってみる

以前、C#からDeepLを呼び出してテキストの翻訳及びファイル内の翻訳を実施しましたが、いつのまにかLogicAppsやPowerApps等から呼び出せるプラグインが発表されていたので実際に実装した際のメモとなります

以前のC#からDeepLを呼び出す記事はこちら

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また、今回使用しているものはプレビュー版となっており執筆時点でのものとなります。そのため、今後はパラメーター等変わっている可能性があります

それぞれで使用する際に必要となるライセンス

DeepLを呼び出すにはそれぞれ以下のライセンスがアプリ側で必要となります

アプリ名必要なライセンス名
LogicAppsStandard(標準)
Power AutomatePremium(プレミアム)
Power AppsPremium(プレミアム)
公式サイト
DeepL - Connectors | Microsoft Learn
DeepL - Connectors | Microsoft Learn

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LogicAppsのStandardとは

LogicAppsを作成する際にプランの種類を従量課金ではない方を選択する必要があります

PowerApps・PowerAutomateのプレミアムプランを無料で使う

以下のサイトから開発者向けプランを開始することができます。もちろん制限はありますので確認して使用してください。

MSサイト
https://powerapps.microsoft.com/ja-jp/developerplan
https://powerapps.microsoft.com/ja-jp/developerplan

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フローを実装する

まず今回のトリガーとしているのが、OneDriveforBusiness上の特定フォルダー配下にファイルが作成された場合としています

DeepLのコネクタを作成

DeepLのカスタムコネクタがない状態でそれに紐づくアクションを作成すると画像のような項目が表示されるのでそれぞれ必要な情報を記載し、作成ボタンをクリックする。今回は、以下で作成しています

表示名設定値
接続名DeepLFreeConection
Plan selectionDeepL API Free(APIの接続先が変わるので適切な方を選択)
API KeyDeepLサイトのアカウント情報のアカウントタブ内API認証キー

変数の初期化および翻訳ドキュメントのアップロード

変数はアップロードしたファイルの翻訳ステータス確認時に使用します
DeepLの対象ファイルアップロードのアクションにはそれぞれ表のように値を設定しています

設定列名設定値
Target Language(翻訳後の言語)JA(日本語)
Fileファイルが作成されたときのトリガーからファイルコンテンツ
File(file name)ファイルが作成されたときのトリガーからファイル名
Source Language(翻訳前の言語)EN(英語)

アップロードしたファイルの処理が終わるまで待機

処理ステータスがdoneになるまで処理を待機しているアクションを作成しています
今回は10秒待機してを繰り返していますが、処理時間を取得できるのでそれを使用するのがベストだとは思います

翻訳後のファイルをOneDriveへダウンロードする

翻訳が完了したファイルをOneDrive上の翻訳完了フォルダーに元ファイル名の先頭にtranslate_をくつっけて保存するようにしています。これでフローの作成は完了です

実際に動かしてみる

OneDriveに実際に翻訳対象ファイルをアップロードしてフローを動かしてみます

翻訳対象ファイルをOneDrive上にアップロードします
内容はGhatGPTに自己紹介を英語でしてもらったもの
フローは問題なく実行されました
翻訳されたファイルがOneDrive上に保存されました
内容も問題なく翻訳されたものになっていました

最後に

今回使用したアクションについては以下のMSサイトにアクションの戻り値の記載等あるので、とても参考になると思います

MSサイト
DeepL - Connectors | Microsoft Learn
DeepL - Connectors | Microsoft Learn

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