以前、MicroSoftGraphAPIをアプリケーション認証で実施する方法を記載しましたが、場合によってはセキュリティ的に使用できないことがあると思います。そこで、今回はユーザーIDとユーザーパスワードを使用して認証する方法を紹介します
Azureでのアプリケーション登録
アプリの作成等のほとんどは前回の記事と同じですが、【APIアクセス許可の設定】が違ってきます
APIアクセス許可の設定
委任されたアクセス許可は前回紹介したアプリケーション版とは違い「Calendars.Read」と「Calendars.Read.Shared」を選択します

そして、今回も管理者の同意を与えないと実行時にエラーとなります


与える権限は以下を参考にしてください
これ以外の設定やシークレットキーの作成は冒頭でも伝えた通りに以前の記事と同じになります
対象の会議室に実行ユーザーがアクセスできるようにする
アプリケーション版では必要なかったことですが、今回の認証方式だと実行ユーザー(認証時に使用するユーザー)が取得対象となる会議室の情報を取得できる必要があります。そこで、今回は対象となる会議室に「読み取りと管理 (フル アクセス)」の権限を付与します

これで会議室の情報を取得できるようになりました。これで準備が完了したので、次回は実装していきます