M365関連 技術

エラー発生時にメールを送るようにしてみる(M365版)<準備編>

前回はMailKitを使用してメール送信をしましたが、今回はGraphAPIを使用してメールを送信してみたいと思います

前回の記事
エラー発生時にメールを送るようにしてみる(MailKit版) - ナストンのまとめ
エラー発生時にメールを送るようにしてみる(MailKit版) - ナストンのまとめ

以下のサイトを参考にYahooからメールを送ってみようと思います。 以下の環境で動作確認を実施しています バージョンOS ...

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バージョン
OSWindows 11 Pro
.Net8.0
Microsoft.Graph5.52.0
Azure.Identity1.11.3

メール送信用のAzureアプリを用意する

今回はアプリケーション権限で送信するようにします

アプリを作成する

Azure上の検索窓で「アプリの登録」と入力する

画面左上にある「新規登録」をクリック

アプリ名とアカウントの種類(基本シングルテナント)を設定する

今回はWeb上で動作するわけではないのでリダイレクトURIは設定しません
これでアプリの作成は完了しました

メール送信の権限を設定する

続いて作成したアプリに対してメール送信の権限を付与します

作成したアプリ上で「APIのアクセス許可」をクリック

「アクセスの許可」>「Microsoft Graph」>「アプリケーションの許可」の順番でクリック

検索窓に「Mail」と入力し、「Mail.Send」にチェックをつけて「アクセス許可の追加」をクリック

追加した権限が「~に付与されていません」となっているので、「~に管理者の同意を与えます」をクリック

以下の画像のように「~に付与されました」となっていればOK!

認証用のシークレットキーを作成する

「証明書とシークレット」>「クライアントシークレット」>「新しいクライアントシークレット」をクリック

シークレットキーの名前と有効期限(推奨は180日)を設定して「追加」をクリック

作成されたシークレットキーの値をコピーしてテキストファイル等に保存しておく

この値はWebのリロード等でこの画面を離れると非表示となり、再取得はできないので注意してください

これでAzure上での設定は終了です

必要なものをインストールする

次に実際にコードを実装する前に必要となるライブラリをNugetから取得します

検索窓に「Microsoft.Graph」と入力して、インストールする

検索窓に「Azure.Identity」と入力して、インストールする

これで実装することができるようになりました。次回は、実装していきます

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